現代の代表的な生活習慣病のひとつが「糖尿病」です。
糖尿病は高血圧や脂質異常症（高脂血症）と並んで、多くの日本人が抱えている大きな健康上の問題点です。
糖尿病は血液中の糖分の値が異常に高くなる病気であり、血液中に糖分が多い状態のことを「高血糖」といいます。
この高血糖状態が長期間続くことで、血管はダメージを受け、心筋梗塞や脳梗塞などを発症するリスクが上昇します。
だからこそ、規則正しい健康的な生活習慣を心がけ、糖尿病や高血糖を予防していくことがとても重要になります。
そこで今回は、血糖値や糖尿病について解説しながら、青汁を使った高血糖の予防方法を紹介します。
糖尿病とは？
糖尿病と言う名前を聞くと、「尿の中に糖分が含まれる病気」と勘違いしている人が多いですが、その認識は正しいとは言えません。
糖尿病とは、「血液中の糖分の量が異常に多い状態」が長期間続いてしまう病気です。
つまり、重要なのは尿の中の糖分の量ではなく、血液中の糖質の値である「血糖値」なのです。
血糖値と糖尿病の違い
はじめに、糖尿病と血糖値の違いを理解しておきましょう。
血糖値とは、血液中の糖質の量を表す値であり、病気の名前ではありません。
私達人間は糖質を使ってエネルギーを生み出しています。
そのため、生きるためにはある一定以上の血糖値が必要になります。
実際に、血糖値が著しく低くなった状態を低血糖状態とよび、この状態が続くと人間は意識を失ってしまいます。
一方、そんな血糖値が著しく高い状態が継続してしまう病気のことを糖尿病といいます。
このように、糖尿病という言葉と血糖値という言葉は別物であるということを認識しておきましょう。
高血糖を防ぐ方法は？
糖尿病を発症すると、血液中の糖質の値が高い状態が継続します。
すると、血管は徐々にダメージを受けていき、最終的には心臓病や脳卒中などといったような致死的な病態となって表面化します。
たとえ糖尿病であっても、多少高血糖であっても、それそのものが命取りになるということではありませんが、本人が気付かないうちに体中の血管が蝕まれていってしまい、健康寿命が大きく失われてしまうということになります。
血糖値が高いと太るの？
また、高血糖の問題点はそれだけではありません。
人間だれでも食後には血糖値が上がります。
どんな健康な人でも、食後は一時的に血糖値が高くなるのです。
それそのものは問題ではなく、むしろ正常です。
しかし、血糖値が「急激」に高くなるというのは避けたほうが良いでしょう。
というのも、血糖値が急激に上昇することで、人間の体は自動的に「脂肪を蓄えやすくなる」ことがわかっています。
そのため、ダイエットがしたいという人や、太りにくい体を手に入れたいという人は、「ゆるやかに血糖値を上げる」食事をすることが非常に重要です。
青汁習慣で高血糖を防ぎましょう
糖尿病を予防するだけではなく、太りにくい体を手に入れるためには、血糖値を緩やかに上昇させることが重要であることを解説しました。
では最後に、血糖値を緩やかに上昇させるためにおすすめの方法を紹介します。
血糖値の上昇を緩やかにする簡単な方法は、「食前に青汁を飲む」という方法です。
青汁には食物繊維がたくさん含まれているだけではなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含有されています。
その一方で糖質は少なく、空腹時に青汁を飲むことで、血糖値は緩やかに立ち上がります。
また、体はすぐに青汁の栄養素を吸収しはじめるため、その後通常の食事をしても、著しく血糖値が上がりにくくなります。
空腹時にいきなり炭水化物を食べると、急激に血糖値が上がってしまうため、健康的にもダイエット的にもよくありません。
食前に青汁を飲むという食生活を始めることで、血糖値が上がりにくく、太りにくい体を作ることができます。
血糖値について悩んでいるという人は、ぜひ今日から青汁を食生活に取り入れてみましょう。
青汁は、コストパフォーマンスも良く、簡単に健康的な体を手に入れられる非常に効果的な食品です。
おすすめ記事