モリンガってどんな植物なの?
モリンガはインド、フィリピン、インドネシア、ラテンアメリカ、オセアニア、アフリカなどの広い地域に生息しているワサビノキ科の植物です。
日本では沖縄や九州などの暑い亜熱帯性気候の地域で栽培されています。
地球上に生息する植物の中で最も栄養素を多く含んでいるとされ、「天国の木」、「奇跡の木」、「生命の木」、「緑のミルク」などと呼ばれ、人々に珍重されてきました。
乾燥に強く、成長が半年ぐらいと早熟で、白い花が咲きます。
成長すると、10メートルから20メートルぐらいの丈の高さになり、幹も直径約45センチメートルとかなりガッチリした木になります。
モリンガは、根、花、種に至るまで捨てるところがないぐらい、色々な部分に栄養素が含まれています。
それでは、なぜ「奇跡の木」と呼ばれているのでしょうか?
モリンガが奇跡の木と呼ばれる理由とは?
モリンガが「奇跡の木」と呼ばれている理由は2つあります。
1つ目は、モリンガの浄化作用です。
モリンガの木や葉っぱには、普通の植物の約20倍もの二酸化炭素を吸い込み、モリンガの種には、水を浄化する作用があるからです。
2つ目は、モリンガの生息地付近には田舎が多く、小規模な農家が点在している地域です。
モリンガは栄養素がたくさんあることで商品化され、発展途上国の貴重な収入源になっていることが理由として挙げられます。
モリンガに含まれている栄養素は約90種類と言われ、青汁、オイル、パウダー、タブレットやサプリメントなど、さまざまな商品化が進んでいます。
モリンガは亜熱帯の国を中心に、古来から生薬、美容、健康のために役立てられてきました。
普通の植物と比較しても、かなりの栄養素があることから、「300の病気を予防する薬箱の木」と呼ばれることもあるようです。
また、約5000年ぐらい前から、伝統医学のアーユルヴェーダでは生薬として使われていきました。
世界三大美女の一人であるクレオパトラも美しさを保つため、香水として、オイルやお茶として利用していたとも言われています。
モリンガははるか太古の昔から、人々に大切にされてきたのですね!
モリンガが地球環境を救う?
近年、地球温暖化が深刻になってきています。
各国も二酸化炭素の年間の排出量を決めるなどの工夫をしていますが、今だ解決には至っていません。
モリンガには栄養素の面だけでなく、地球環境の保全にも貢献してくれる要素があります。
前述しましたが、モリンガには普通の植物の約20倍の二酸化炭素を吸収してくれる働きがあります。
モリンガは発育能力も高く、成熟するのが他の木と比べても大変速いです。
モリンガを多く植林すれば、たくさんの二酸化炭素の吸収をしてくれ、地球環境保全に一役買ってくれるかもしれませんね!
近年、実際にモリンガを使った環境保全に努めるNGO団体も増加しています。
また、国連のWHO(世界保健機構)では、発展途上国などの貧困地域の栄養補給、二酸化炭素削減の両方のメリットから、植林を推奨されるようになりました。
そういった意味でも、「奇跡の木」と呼ばれる理由がうなずけますね。
人にも他の植物にもやさしいモリンガ
モリンガは約90種類以上の栄養素を持ち、私たち人間の健康や美容のために力を発揮してくれます。
モリンガは、同じ地に生息している他の植物に対してもやさしい性質を持っています。
モリンガ自身一般的な植物と比べると、約20倍の光合成の力を持っています。
当然ですが、周りにある植物に酸素が行き届かない状態に陥ります。
そんな時、モリンガは自ら他の植物が生えているところの葉っぱを落とし、他の植物に光合成をさせ、共存しようとします。
自らを犠牲にしても、他の植物を守ろうとする様子は他の植物にはない特徴です。
人にも他の植物にもやさしいモリンガは、本当に素晴らしい植物ですね!
まとめ
奇跡の木モリンガは、人間と植物の共存にも大変役立っていたのですね!
今後、人口増加で食糧難の時代が来ても、モリンガが大活躍してくれることが期待できますね!
また、地球環境への効果も今後が楽しみです。
モリンガのさまざまな力を最大限に発揮できる方法を、もっと私たちは考えていく必要があります。
そして、実際にモリンガを利用した商品を使ってみてくださいね!
モリンガのやさしさや温かみを、あなたも肌で感じることができるはずです!
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