現代人の多くが便秘の悩みを抱えています。
便通や排便は生活習慣や食習慣の影響を大きく受けるため、便秘に悩んでいるという人は、毎日の食生活から見直していくことが重要です。
今回は、便秘に悩んでいるという人のために、便秘のメカニズムを紹介しながら、青汁を使った便秘解消法を紹介します。
便秘のメカニズム
まずは便秘のメカニズムを解説します。
便秘とは、お腹(腸内)に便が溜まっているというだけではなく、自分の意志に反して便が出にくくなっている状態を意味します。
便秘かどうかを見分けるためには、自分が思っているように便が出ないというのがポイントです。
食生活やライフスタイルによって排便習慣は人それぞれですので、たとえ3日間便が出なかったからといって、必ずしも便秘ということにはなりません。
しかし、毎日排便する習慣があるという人が、何からのきっかけ(病気やストレスなど)で3日間便が出ないということがあれば、それは便秘であると考えられます。
便秘の原因とは?
そんな便秘の原因には様々なものがあります。
まずは代表的なものとして、「便の水分不足」があげられます。
口から入る食べ物・飲み物の水分は1日約2リットルだといわれています。
その水分の大半は、大腸を通過する際に体内に吸収されてしましますので、すべてが便として排泄されるわけではありません。
しかし、正常な場合、便にも十分な量の水分が行き渡るため、便が丁度いい硬さになって排泄されます。
便の水分量が多い場合が下痢、便の水分量が異常に少ない場合を便秘といいます。
宿便とは?
便秘に悩んでいるという人であれば「宿便」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
宿便とは、便秘によって腸内に長期間滞留している(長期間排泄されずに腸にとどまっている)便のことをいいます。
長期間腸内にとどまっている便は、時間とともに水分の量が少なくなって硬くなります。
便が固くなればなるほど便秘の症状も悪化するため、なかなか便秘が改善しないという悪循環が出来上がってしまいます。
このように、便秘が原因で作られてしまう硬くて排泄されにくい宿便は、それそのものの影響で更に便秘が進行するという悪循環を作り出す張本人なのです。
そのため、硬くてしつこいタイプの便秘に悩んでいるという人は、まずは宿便を取り除き、その後も便が溜まりにくい体を作っていくことが重要になります。
青汁で便秘が解消できる理由
ではここからは、実際に宿便や便秘を解消するための方法を紹介していきます。
タイトルにもあるように、しつこい便秘を改善するための方法のひとつが「青汁」です。
青汁には多くの栄養成分が含まれており、それらが便秘に対して効果的に働きます。
特に、宿便・便秘解消のために青汁に期待できるのが次のふたつの作用です。
食物繊維で腸運動の活性化
青汁には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には、腸内で水分を吸収して便の形成をサポートするという働きがあるため、食物繊維が豊富な青汁を毎日摂取することで、硬くて動きにくい宿便が解消され、スムーズに排便できるような程よい硬さの便が作られやすくなります。
特に、ファストフードやコンビニ食が中心になっている人、野菜や果物などを食べる習慣が少ない人などが青汁を飲むことで、劇的に症状が改善されることがあります。
腸内細菌の活性化
また、青汁には腸内細菌の栄養となる成分がたくさん含まれています。
腸内にはたくさんの腸内細菌(善玉菌)が生息しており、これら善玉菌の活動が活発になることで、便通が改善されるだけではなく、全身の免疫力なども向上します。
毎日青汁を飲む習慣を作ることで、便秘になりにくく、宿便ができにくい体質を作っていきましょう。
宿便解消には青汁がおすすめ
便秘や宿便は多くの人が悩んでいる健康問題のひとつです。
便がたまると肌荒れや髪質の低下などの原因となるため、便秘を解消するのは健康上だけではなく美容上の問題としても重要です。
今回紹介したように、青汁には便秘を改善するための様々な成分が豊富に含まれています。
毎日青汁を飲む習慣を作って、便秘になりにくい体を手に入れましょう!
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