青汁健康法としてマスコミが取り上げたことでも話題となっているのが、『青汁でコレステロールが下がる』という情報です。
もちろん青汁は薬ではないので、青汁を飲むだけでぐんぐんコレステロールが下がるというものではありません。
しかし、毎日の食生活に青汁を取り入れることで、コレステロールを吸収しにくい体を作ることは可能です。
そこで今回は、青汁とコレステロールの関係を解説しながら、おすすめな青汁健康法を紹介します。
コレステロールと生活習慣病
過剰なコレステロール(LDLコレステロール)の蓄積は生活習慣病の原因となります。
ヒトの体内には大きく分けて2種類のコレステロールが存在します。
善玉コレステロールといわれるHDLコレステロールと、悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールです。
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが体内に過剰に蓄積することで、全身の血管内にべっとりとコレステロールが付着したような状態になります。
これがいわゆる『血液がドロドロ』の状態であり、動脈硬化などさまざまな生活習慣病の原因となります。
このように、コレステロールと生活習慣病には密接な関係があります。
そのため、健康を保つためには体内のLDLコレステロールの量を抑えることが重要になります。
青汁でコレステロールを抑えよう!
コレステロールと生活習慣病との関連を整理することができましたので、ここからは青汁とコレステロールとの関係を解説していきます。
結論としては、『青汁にはコレステロールを抑制する効果があります』。
食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素にコレステロールを低下させる作用があるため、それらを豊富に含んでいる青汁にはコレステロールを下げる効果が期待できます。
青汁に含まれている各成分ごとに、もう少し具体的に解説していきます。
ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンです。
動脈硬化の原因となる過酸化脂質を分解することによりコレステロールを減らします。
ビタミンEはコレステロールを低下させるための医薬品としても活用されており、抗動脈硬化作用が期待できます。
ビタミンC
ビタミンCはコレステロールを胆汁酸へ変化させることで、コレステロールなどの脂質を体外に排出させる作用があります。
そのため、体内のビタミンCが不足するとLDLコレステロールが蓄積しやすくなります。
SOD酵素
代表的な青汁の栄養素であるSOD酵素には抗酸化作用があります。
コレステロールが酸化する原因である活性酸素の働きを抑えることで、コレステロールの酸化を抑制します。
酸化したコレステロールが血液をドロドロにする張本人であるため、コレステロールの酸化を抑制することで、血液中に沈着することをふせぎます。
葉緑素
植物中に含まれる緑色の色素が葉緑素です。
この成分には細胞の成長促進作用があることが知られており、成長促進のためにコレステロールが使用されます。
そのため、葉緑素にはコレステロール値を下げる働きがあるといわれています。
カテキン
青汁にはカテキンが豊富に含まれています。
カテキンには食事中のコレステロールの吸収を抑制するはたらきがあり、食事と共に(食事の後に)摂取することで、体内にコレステロールが吸収されることを防ぎます。
キトサン
キトサンという成分には、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
通常、代謝されたコレステロールは胆汁酸という物質に姿を変え、再び体内に戻ろう(再吸収)とする働きがあります。
しかし、キトサンの働きによって、コレステロールから胆汁酸になった時に再吸収せずに体外へ排出させることが可能になります。
毎日の食生活を改善することが重要です
以上のように、青汁に含まれる数々の成分がコレステロールを下げる働きを担っています。
しかし、青汁は薬ではないので、たくさん飲んだからといって劇的にコレステロールが下がるわけではありません。
そのため、青汁を毎日の食生活に取り入れて、長い時間をかけて健康を維持していくことが重要です。
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